電子証明書を取得するのに、以前は住基カードなどで行けたようですが、マイナンバー実施後は、マイナンバーが代わりになるようです。
これは、各自治体によって違うのかも。
とりあえず、ICカードリードライタとマイナンバーカードを作りたいと思います。
ネットを探してみると、ワード形式のひな形などが無料でみつかりました。
freeeというクラウド会計ソフトに、会社設立書類(電子定款対応)を作ってくれる機能があって、かなり魅力的。
ただ、試してみると、専門家(司法書士?)と契約必須でした。なるべく費用を抑えたかった私は、ネット上のひな形をかき集めて自力でやることにしました。
専門家との契約料は2~5万程度(業務のジャンルによっても違うかも?)。
決算などの公告が年1,000円でできるサービスがあるのは、ありがたいかも。
自分で電子定款をやる場合、心が折れたらこのサイトに逃げ込めばOKですね。
逃げ場が確保できたので、安心して電子定款にトライしてみます。
ひとまず、定款の雛形を集めました。
参考にしたのはこのあたり。
合同会社の定款作成法:穴埋めするだけで作れる雛形と記載項目の解説 | inQup
会社法対応!合同会社定款見本・雛形/合同会社の作り方・大阪会社設立支援室
合同会社(LLC)の定款について。定款雛形も。 | 合同会社設立.net
定款のなかで「押印する」という文言がある場合は、「電子署名をする」に書き換えました。
Microsoft Wordで作ってPDFにすればOKです。
「ワードって、高いんだよな…」というあなたは、ちょっと古いワード(ワード2007あたり)の中古がいいかも。
安くて機能も十分です。
また、オフィス2007入の中古パソコンも1万円~売られているので、こちらでも良いかも。
PDFに電子署名するために、私は以下を準備しました。
マイナンバーカードの取得方法はこちら
参考)マイナンバーカードの作り方
「パソリ」というのはこちらです。
▲箱
▲本体とケーブル、縦置き用の台。
こんなふうに立てて置いておけます。手前にマイナンバーカードを置くと、中身を読み取って電子署名できるんですね。
昔のICカードリーダーと違って、ガチャッと差し込まなくても、読み取り面にポンとカードをおけばOK。おお、なんか未来感。
機種は、SONYのRC-S380です。
マイナンバーカード、住民基本台帳カード、税理士ICカードのほか、SuicaやWAONなどの電子マネーにも対応しています。迷ったら、コイツを買っておけば間違いない、ってくらいのスタンダードな機種っぽいです。
さあ、準備ができたら、いよいよ電子署名です。
署名するためにはAdobe Acrobat DCが必要です。
が、体験版でOK。
フツーに買うと3万円とかするので、パッケージを買うよりは、無償体験版を使うか、クラウド版(月1,580円)が良いと思います。
さらに、登記ねっとから、PDF署名プラグインをインストールします。
コイツは、マイナンバーカードで電子署名するために必要な政府発行のソフトウェア。
ダウンロード | 登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと
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こちらからダウンロードできます。
をインストールしましょう。
ちなみに、「申請用総合ソフト」をインストールしておかないと以下のエラーが出ます。
▲ロード情報定義ファイル(C:\Program Files\Common Files\e-gov_app\load_path\default.dat)がオープンできません
Adobe Acrobat DCの編集>環境設定>一般を選択
左の「分類」から「署名」をクリック
電子署名の「作成と表示方法」の「詳細」をクリック
「デフォルトの署名方法」で「SignedPDF」を選択して、OKをクリック
さらに、以下の設定をします。
Adobe Acrobat DCの編集>環境設定>Signed PDFを選択
環境設定ウインドウが表示されるので、「署名時の規定値」をクリック
署名情報入力画面に、名前、署名地、理由を入力してOKをクリック
これで、いちおうの準備は完了。
なお、PDF印影情報のところに、ハンコの透過PNG画像をPDF化したものを指定しておくと、ハンコの画像とともに電子署名がされるのでわかりやすいかも。(必須ではないです)
Acrobat DCにPDFを読み込む
ツール→証明書を選択
「電子署名」をクリック
以下のメッセージが出るので、
PDF内の証明書マークを入れたいところ(?)をドラッグ
「電子署名を行います。よろしいですか?」に「はい」をクリック
このあたりのタイミングで、マイナンバーカードをパソリ(ICカードリーダー)の上に乗せる
「パスワード」のところに、マイナンバーカード用のパスワードを入力
(カード作った時に決めさせられるやつ)
これで、PDFへの電子署名完了!
お疲れ様でした。
なお、みんなの電子署名のようにAcrobatのソフトやパソリなど、全く不要なサービスもあります。
関連)みんなの電子署名の評判
使い所によっては、そういったサービスのほうが便利なケースもあり。